そもそも、断熱材とは、熱の通過時間を遅らせるための、いわば「抵抗材」です。
それに対してここで言う「断熱」とは、熱エネルギーを遠赤外線に変換して放出することで、熱そのものを伝わりにくくし、文字通り「熱を断つ」と言う意味を示しています。
断熱はある程度の厚みがなければ成り立たないと言う理由から断熱塗料と言うジャンルは、否定されています。あえて断熱塗料と謳うのは、開発者の業界に対する啓発であるとのことです。
家のための断熱と捉えていただくと良いと思います。耐久性もかなり高いことが分かってきました。
「スピンオフ」はJAXA 宇宙航空研究開発機構が展開する「JAXA COSMODE PROJECT」付与商材です
某有名メーカーのスチール製物置。
屋根と壁にスピンオフを塗りました(2012年9月)。
弊社敷地内で耐候、耐久、耐汚染テストを続けています。
日々確認することで安心してご提案ができます。
屋根に使用した素材は製造から1年以上経ったものなのですがしっかり効果を感じられます。一般の家と違い窓からの熱の影響がない分内外温度差が意外と小さいのに驚かされます。熱の影響を受ける素材の保管も安心です。
以前は創業当時からの付き合いである塗装業者に「塗り替え」工事を依頼していました。持ちつ持たれつで新築工事のご紹介をいただいたこともあります。弊社を通しての工事に関しましてはもちろん現場管理をさせていただきます。その都度些細な施工上の不具合を発見し是正を促しますが現場では対応してくれても会社自体の根本的な考え方の相違から同じことが繰り返されます。
特に「スピンオフ」に関しましては全く理解してもらえず結果として自社責任施工を行うこととなりとある塗料店との新しい付き合いの中で知識を深め施工に携わりながら技術の向上に努めることとなります。
塗装の仕事に携わることで多くの常識が覆されました。塗装の知識、技術があったとしても建築全体を理解していなければ活かされないことが良く解ります。いくら意識が高くても活かされなければ建物が泣きます。建築を解っている工務店が監修することで多くの懸念が払拭され「塗り替え」は「メンテナンス」に変わります。
新築工事をさせていただいた建物を新築以上にすることが出来るそれが「スピンオフ」です。
プレハブ住宅で西日を家全体に浴びるので夏場は大変な暑さに見舞われていた様です。
スピンオフ効果を感じるのにうってつけの建物でした。
工務店が責任施工で行うメンテナンス工事ですから不具合があればその場で即対応できるのが強みです。
前任の施工者が行ってしまった施工不良は全て改善して新たな塗装を行います。
「新築以上‼」と豪語する由縁です。
一見綺麗な屋根でも軒先はコケがいっぱい‼雨樋を外さず塗り替えをすると例外なくこんな感じに成ります。樋の中には泥が沈んでいるので樋周りの洗浄がおろそかになります。泥が飛び散って大変なことになるからです。ホース洗浄と併用すれば多少良くなるかもしれませんが…
高圧洗浄でしっかり洗うとスレートがボロボロです‼
この後十分に乾燥させ浸透造膜シーラーを何度も塗り重ねて復元を図ります。
部分的に4~5回塗りと成るところもあります(1回で塗れた感が得られるシーラーもあるので注意が必要です)。
下地をしっかり作る事で仕上材の本来の性能が得られます。軒先をしっかり施工することで本来のメンテナンス工事と成ります。雨樋が残った状態でここまでの作業は出来ません。
コーキングをしてはいけないところに施工!
新築時の不良に気づかず塗り替え時にコーキングの増し打ち…
上から流れてくる雨水が排出されず写真左から壁内に流入…
新築時の板金工事が最大の問題です。
不信箇所があれば即座に点検‼やはり雨水が侵入していました。一般の塗り替え工事では見過ごされる部分。この後土台部まで確認しましたが幸いにして大事には至っていませんでした。ただし壁材を止付けるための木材の施工不良が発覚し2,000本以上のビスで壁材の補強工事を行いました。
壁材を外した写真を掲載したかったのですが施工店の名前がばっちり写っていたのでさすがに遠慮しました。
高圧洗浄の意味は汚れの除去と同時に脆弱(ぜいじゃく)部の発見です。
一般的に水圧を下げて脆弱部の発見を見過ごす傾向があります。
一度発見してしまうとその周辺の除去に時間を要しますし、何しろ修復に手間が掛かります。